現在、日本で販売されているミネラルウォーターは、国産と輸入品の2種類がありますが、国産と輸入品を合わせた市場規模は2010年で約2,200億円と過去5年で126%の伸びを見せています。

1990年に農林水産省が定めたミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」に、日本のミネラルウォーターの分類が表示されています。

ここではミネラルウォーターを大きく4つに分類しており、「ナチュラルミネラルウォーター」「ナチュラルウォーター」「ミネラルウォーター」「ボトルドウォーター」に分けています。

私たちが普段、「ミネラルウォーター」と称してスーパーマーケットやコンビニエンスストアで購入しているものは、「ナチュラルミネラルウォーター」で、地中を通過する途中で自然に地層中のミネラル成分が溶解した地下水を指します。

ろ過、沈殿、殺菌以外に手を加えたものはナチュラルミネラルウォーターとは表示できません。

一方で、欧州を中心とする輸入のミネラルウォーターの定義は、日本とは大きく異なります。

簡単に言えば、欧州では地中深くで外気に触れないように採水した水を、そのままボトル詰めしたものをナチュラルミネラルウォーターとしており、殺菌処理やろ過、沈殿など、人の手を加えたものはミネラルウォーターとは呼びません。

これは、欧州では殺菌処理など人の手を加えたものは工業生産されたものであり、ナチュラルなものではないし、体にもいいものではないという考え方にもとづいています。

日本では、殺菌していない生水は不衛生であると考える人が多いのですが、ヨーロッパでは殺菌処理しなくては飲めないような水は飲料水とは言えないし、殺菌処理をして元の成分が変わってしまったものは、体にもいいものではないと考えられています。

日本でも岩手県釜石市が採水地の「仙人秘水」や、島根県浜田市の「金城の華」のように、無殺菌のナチュラルミネラルウォーターがありますが、生産量が少ないこともあって店頭に並ぶことはほとんどありません。

こうした無殺菌のミネラルウォーターは、厚生労働省の厳しい審査をパスする必要があり、それだけ高品質なナチュラルミネラルウォーターと言っていいでしょう。

仙人秘水も金城の華もクセのない、まろやかな飲み口が特徴で、天然水本来のおいしさと水の活性が生きています。

大手ブランドで非加熱処理でボトル詰めしているのは、「アサヒおいしい水」です。

東日本では静岡県富士宮市が採水地の「アサヒおいしい水 富士山」西日本は「アサヒおいしい水 六甲」となります。

量販店やスーパーでも入手しやすく、お値段も2リットル×6本で400円~500円程度なのでおすすめです。